鍵屋になるには資格がいるの?-新宿区の鍵屋便り-

鍵屋になるには資格がいるの?

鍵師は大体が鍵屋で技術を磨きます。

最近良くみかけるのが、任意団体の鍵師資格や鍵師養成学校というものです。鍵屋は確かに、開ける技術・交換する技術・取り付ける・修理するといった高い技術が必要不可欠であり、依頼のあった住宅へ赴きどのような鍵を取り付けたかという個人情報も把握します。そうなると技術を学ぶ学校や、資格取得が必要なのではと思われがちですが、現在ある鍵師資格や検定に公的効力は無く鍵師になるにあたって資格が必要となることもありません。鍵師の学校も鍵屋が運営している場合があり、卒業と同時に鍵師への就職が可能になることもあります。

ですが、大体の鍵師は勤めている鍵屋で技術研修を受け、実践を重ねながら技術を磨いていきます。ですので学校へ行かなければならない事もありません。というのも、鍵の構造は種類によって異なり、開け方・修理の方法・対策も状況によって変わります。また鍵の作りが同じであれば泥棒が開錠技術を発見し防犯性が弱くなりますので、各鍵メーカーは年々構造が複雑化した鍵を開発しています。日々変わる鍵の情勢は鍵屋が現場で肌で感じていくことなので、学校で学んだ事が即戦力にならないかもしれない、また資格にしても試験実施項目の選定は年々変わることになります。

ですがやはり個人情報を取り扱っているので悪用しない・信用できる業者であると証明する必要があります。現在は資格は必要とされていませんが、将来的には必須となるかもしれません。